屋根に使われる垂木の特徴とは?

垂木

屋根に使われる垂木は非常に重要な役割を担っており、この垂木のでき次第で家の耐久度が変わると言っても過言ではありません。

最近では、DIYでガレージ作りなどレベルの高い物に挑戦する方も増えていますが、垂木の寸法や材質をどうすればよいのか気になっている人も大勢いるでしょう。

そこで、垂木の基本的な事、サイズや寸法について紹介します。

垂木とは

建築の様々な部位の中で最も傷みやすい部分は屋根と言われています。

そして垂木は、木造や鉄骨構造など傾斜がある屋根には必ず設置されています。

一般的に垂木の上に野地板や構造用合板などを張り、屋根に凹凸ができないようにサイズや間隔を均一に整えて設置するのが特徴です。

また屋根にはいくつかの素材が使用されますが、重い瓦屋根、軽い金属屋根などそれぞれ重さが異なり、これを考慮して垂木サイズを変える必要があります。

この垂木の良し悪しによって家屋の耐久度が増すと言っても良い部分なので、しっかりと設計をする必要があります。

垂木の寸法

垂木の寸法は、屋根の強度を左右する大切なポイントになります。

一般的な住宅で使用される屋根には、スレート屋根、瓦屋根、テラスがあります。

最もポピュラーなスレート屋根で使用される寸法は、6.0×4.5cmが採用されますが、壁面から張り出た屋根部分が長い場合は、7.5~9.0×4.5cmが採用されます。

瓦屋根で使用される寸法は、7.5×6cmが採用されます。

瓦は一枚一枚が重く枚数も多く使用するのが一般的なので、垂木の寸法も太めの物が採用されます。

テラス屋根で使用される寸法は、4.5×4.5cmが採用されます。

テラス屋根の材質は比較的軽い物が多く屋根面積も小さくする傾向が高いので、垂木の寸法も比較的細いものが採用されます。

どの屋根素材を使用するにしても、重さに応じて寸法を決める必要があります。

垂木の材質

垂木に使われる材質として一般的な物は、スギ、米マツ、米ツガ、エゾマツです。

中でも垂木の材質として最も一般的に使用されるのがスギです。

スギは加工がしやすく、湿気を吸収してくれる特徴があるのが特徴です。

垂木の購入方法について

垂木は専門店やホームセンターで購入する事ができます。

ホームセンターでは木材の種類が多いですが、大きいサイズの垂木を置いている事が少ないです。

そのため大型の木材が必要な場合は、専門店へ問い合わせる必要があります。

まとめ

垂木は屋根を支える重要な部材で、野地板や屋根材を固定するために必要不可欠な物になります。

この垂木によって家屋の耐久度が変わると言っても過言ありません。

また屋根材によって垂木のサイズや値段が決まるので、作業に取り掛かる前に垂木の事を調べておく必要があります。