屋根塗装では様々な屋根に塗装することになりますが、そのひとつに折半屋根があります。
折半屋根は、駅にある駐輪場や倉庫、工場などで使用されることが多い屋根です。
そこでこの折半屋根の特徴について紹介していきます。
折半屋根とは
折半屋根というのは駅の駐車場などでよく見かける屋根です。
屋根材自体はホームセンターなどにも置いてありますので、一度は見かけたことがある人もいるかと思います。
誰でも購入することができ、物置などを作る時に便利でしょう。
折板というのは金属屋根の代表的な工法のひとつで、名前のように折り紙の山折りや谷折りを繰り返す感じで作られています。
折半屋根に使われている材料はガルバリウム鋼板が多くなっていますが、フッ素鋼板やカラーステンレスもあります。
それらの強度はガルバリウム鋼板と変わりませんが、値段が高価なので使われることが少ないようです。
折半屋根のメリット
折半屋根には、様々なメリットがあります。
そのひとつが「強度が高まる」ことであり、折半屋根は凸凹の形状が特徴で、それが屋根の強度を高めてくれるのです。
全体的に大きく長い屋根を作ることができますので、色々な建物に応用できます。
メリットとしては、「加工しやすい」こともあります。
折半屋根で使用されているガルバリウム鋼板は加工しやすいのが特徴で、メリットでもあるのです。
さらに組み立てやすいので、全体的な工期が短縮できたり、工事雇用そのものが抑えられたりなどの効果も期待できます。
そして軽量と、水はけが良いこともメリットと言えるでしょう。
重量による建物の負担が少なくなることから、耐震性の向上を期待できます。
折半屋根のデメリット
折半屋根には、デメリットもありますので注意が必要です。
そのひとつが「錆びる」ことで、これは折半屋根の最大のデメリットとも言われています。
錆びは見た目の印象が悪くなり、さらに雨漏りといったトラブルに繋がり、建物の老朽化を加速させてしまうのです。
そのため折半屋根を使用する際は、防錆加工など錆びを防止する工夫が求められます。
折半屋根のデメリットとしては、耐熱性が低いことも挙げられます。
金属屋根ですので、暑さや寒さなどの外気の温度に影響されやすいです。
最近は耐熱効果の良い商品が登場していますので、検討してみるといいでしょう。
まとめ
折半屋根の特徴や、メリット・デメリットについて紹介しました。
折半屋根のメリットを活かして、デメリットを改善することで利用しやすくなります。
特に錆びについては注意する必要があるでしょう。