屋根材に含まれるアスベストの危険性について

アスベスト

アスベストは耐久性に優れていることもあって、屋根材で使用されることもありました。

現在はアスベストの使用は全面的に禁止されていますので、屋根材で使用されることはありません。

屋根材に含まれるアスベストについては、その危険性が気になるところです。

そもそもアスベストとは?

屋根材でもよく使用されていたアスベストは石綿とも呼ばれており、微細な鉱物のことを言います。

とても軽く、かつ耐久性に優れていることから、様々な建築材として重宝されていました。

現在では発がん性物質との因果関係があることから、使用や製造が禁止されています。

アスベストの危険度

アスベストは、レベル1~3までの危険度が設定されているのが特徴です。

このうちレベル1が最も危険度が高く、3は危険性が比較的低いとされています。

まずレベル1ですが、こちらは吹き付け材に使用されており、簡単に空気中に飛散するのが特徴です。

次にレベル2で、こちらは断熱材で使用されています。

比較的飛散性が高いので、近づかない方がいいでしょう。

レベル3は屋根材に使用されています。

そのままの状態なら飛散する危険性はありませんが、劣化や破損などによって表面が削られると、

アスベストが飛散することがありますので注意が必要です。

アスベストの使用は禁止されている

以前は様々な場所でアスベストが使用されていましたが、現在はアスベストを含む建材の製造や使

用は2006年から禁止されています。

アスベストの使用禁止は、労働安全衛生法で規定されていますので確認してください。

そういう背景もあり、2006年以降に提供された屋根材については、アスベストを含んでいないとみて大丈夫です。

スレート屋根にアスベストが含まれていた場合

2006年にアスベストの使用が禁止されたことから、最近の屋根材は心配する必要はありませんが、

万が一スレート屋根にアスベストが含まれていた場合は、すぐに対処する必要があります。

対処の方法も色々とありますが、塗装するのも方法のひとつです。

これなら特にアスベストを除去する必要はなく、さらに安価なリフォームも可能です。

塗装工事を行うことで、アスベストが周辺に拡散されるのを防止できます。

工事費用ですが、30坪ほどで40~80万円ほどかかるとこともあります。

まとめ

屋根材に含まれているアスベストの、危険性などについて紹介しました。

アスベストは、レベル1~3までの危険度が設定されていますので、十分に注意する必要があります。

アスベストが含まれているスレート屋根があれば、塗装工事で処理するのも方法のひとつです。