屋根塗装には、様々な塗料が使用されています。
それぞれの塗料に特徴がありますので、用途に合ったものを選ぶことが大切です。
塗料によって耐用年数や費用相場が変わってきますので、しっかり勉強しておきましょう。
ウレタン塗料
屋根塗装をする際に、注意して欲しいのが塗料の種類です。
そのひとつが「ウレタン塗料」で、こちらは耐用年数が8~10年ほど、費用相場は1,700~2,200円/㎡です。
メリットは金額の安価が安いことと、密着性や伸縮性が高いこと、デメリットは耐候性が低いので、塗り替える時期が早くなることでしょう。
ウレタンは、車や自転車などのタイヤのゴムなどにも使用されており、全体的に伸縮性の良い成分として知られています。
屋根塗装で使用するウレタン塗料は比較的安価で、色々な素材に使われています。
以前は屋根にも広く使用されていましたが、最近はシリコン塗料など、耐久性の良い塗料が増えてきたこともあって、活躍の場が少なくなっているようです。
シリコン塗料
シリコン塗料は、人気がある塗料のひとつです。
耐用年数は10~15年ほどで、費用の相場は2,300~3,500円/㎡になっています。
メリットは耐久性に優れており、価格とのバランスが良いことと、汚れや色あせなどに強いことです。
デメリットは密着性が低いことや、下地調整や下塗りの選定が重要であること、グレードに幅があることでしょう。
シリコンというとパッキンなどがありますが、とても耐熱性の高い成分です。
シリコン塗料は耐用年数が長く、価格がリーズナブルなので、戸建て住宅の塗装で人気を誇っています。
ただ一口にシリコンと言っても、種類によっては質が低いものもあり、耐久年数が8~9年くらいしかもたないものがありますので注意が必要です。
フッ素塗料
こちらは耐熱性や耐候性に優れているのが特徴で、フライパンのコーティングなどでもおなじみです。
その耐用年数は15~20年ほどで、費用相場は3,800~4,800円/㎡になっています。
メリットは耐候性が高い点や、汚れや色あせなどに強い、光沢感が美しいことです。
デメリットは、金額が高いことと、取り扱いしていない業者もあることでしょう。
他の塗料と比べて金額が高いというのがネックですが、最近は技術開発の成果もあり、リーズナブルなものも登場していますので選びやすくなっています。
まとめ
屋根塗装では様々な塗料が使用されており、各塗料にメリットとデメリットがあります。
耐用年数や費用相場なども変わってきますので、自分に合ったものを選ぶことが大切です。
塗装工事を行う時は、塗料についてもしっかり選ぶようにしてください。