年数が経つと経年劣化してくる屋根ですが、メンテナンスをしないと状況は悪化して雨漏りの原因になりやすい箇所です。
そんな屋根を塗装で塗膜で保護するメンテンナンスをするのですが、なかなかこれも費用がかかります。
そのため、屋根もDIYで行って、費用を節約したいと考える方も多いと思います。
ここでは、DIYで屋根の塗装ができるのか、その注意点とデメリットについて解説していきます。
屋根塗装は自分でできる?
結論から話すと、屋根の塗装を自分で行う事は可能でしょう。もちろん、ある程度の知識と材料や道具を揃えられることが条件です。
その屋根材に適した塗料を選び、3回塗っていくだけです。ただ、高圧洗浄機を用意するのが少し大変にはなってきます。
しっかりと、下地を整えて、ローラーで塗っていけばDIYでも問題なく行えるでしょう。
屋根塗装を自分で行う場合の注意点
自分で屋根塗装を行う際に、気を付けたいのが高所作業だという点です。
比較的緩やかな勾配であれば、一般の方でも大丈夫ですが、4寸以上は危険ですのでプロに依頼した方が良いでしょう。
もちろん、どのような勾配でも、基本的に仮設足場は設置した方が良いです。やりなれているプロが作業しても、屋根は怖いものです。
万が一、落下しても労災保険などは使えないので、大きな被害にあってしまうでしょう。
屋根塗装を自分で行う場合のデメリット
屋根の作業は、低姿勢の状態で作業を行います。また、勾配があるので足にどうしても力が入ります。
長時間作業をしていると、腰や足を傷める原因となり、体を壊してしまう人もいます。
作業の質もやりなれていないと、ムラができてしまったり、下地の調整が甘いと、せっかく塗装を行っても耐久性が下がってしまいます。
下地調整が甘いかどうかについては、一般の人では判断できないため、質が下がりやすいのが現状です。
DIYのメリットは?
注意点やデメリットについて解説しましたが、それに見合うメリットはただ費用が安く上がるというだけです。
正直屋根に関しては、塗装の勉強をする時間、危険な作業など、大変な思いをしますので、そこまでお得感は感じられないケースがほとんどです。
自分で作業するのが好きな人は別として、費用を抑えたいために自分で行う考えの人はやめといたほうが良いでしょう。
まとめ
屋根塗装は、DIYで作業することは可能です。
ですが、高所作業で危険であり、体を壊すこともあり、あまりおすすめはできません。
一度、施工業者を複数で比較してみて、自分の予算に合うかどうかを確認してから、DIYでやるかどうかを決めていっても良いでしょう。