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屋根修理の見積もりで気を付けたいポイント

塗り替え

自然災害の影響で、屋根に不具合や、雨漏りが発生して、急に修理が必要になることはよくあります。

急ぎの修理なので、施工店に見積もりを取って、その1社だけで決めてしまうかたも多いでしょう。

しかしながら、屋根修理は施工方法が適切か、そしてその施工方法に合った費用かをしっかりと見極めなければなりません。

その理由として、不必要な工事をしてしまったり、相場よりも大幅に高い金額で施工を依頼してしまうことがあるからです。

ここでは、そんなリスクを減らすために、屋根修理の見積もりを取るうえで、気を付けたいポイントについて解説していきます。

<屋根修理の施工方法>

屋根修理といっても、小さな工事から大きな工事まで、さまざま工事内容があります。

部分的な屋根の修理から、全体的な大規模なリフォーム工事まであります。

雨漏り修理や自然災害では、必ずしも全体的な修理が必要ではありません。

小規模な工事とは?

屋根の棟板金の剥がれ、部分的屋根材のめくれ、などが良く起こります。

屋根材は、単体で部分的に修理が可能です。

自然災害で被害に合った箇所のみ修理を行ってくれる施工店を選びましょう。

大規模な工事とは?

広範囲で屋根材の剥がれ、経年劣化が酷いため部分的な作業が出来ない、雨漏りしているなどの場合は、全体的な葺き替えや重ね葺きが必要なこともあります。

しっかりと施工店の説明を聞き、写真を見せてもらい、検討していくことが大事です。

<屋根修理の費用相場>

屋根修理の相場は、部分的な修理で「3~10万円」くらいでおさまることがほとんどです。

ですが、屋根の状況によっては、仮設足場が必要なので注意しましょう。

屋根リフォームの相場は、「50~200万円」と幅広いです。

新しい屋根材の種類などによっても費用は変わってきます。

<失敗しない見積もりの取り方>

相見積もりを行う

見積もりを取るうえで、とくに重要なのが比較する事です。

1社だけで判断せずに、施工内容の範囲が正しいのか、費用が相場前後なのかを確認していきましょう。

これを行うだけで、失敗は大きく防ぐことができるでしょう。

地元の業者に依頼する

屋根修理業者もたくさんいます。

遠い業者よりも、同市内の地元の業者を選ぶ方が良いでしょう。

地元なので、変な工事は出来ませんし、フットワークも軽いからです。

直接業者に連絡する

現在では、一括見積もりサイトが数多くあります。

このようなサイトに問い合わせてしまうと、運営会社に対して高いマージンが発生してしまうため、自社施工店でも高くついてしまいます。

直接問い合わせた施工店であれば、マージンは発生しないので、費用を抑えられます。

ある程度知識をつけておく

最後に、業者の話を理解して、適切な施工が行えるように、修理内容についての知識をつけておくと良いでしょう。

知識をつけておくことで、トラブルは大幅に減らすことができるでしょう。

まとめ

屋根修理は緊急を要する工事です。

しかし、焦らずに複数社にて見積もりを取って、間違いのない工事を行っていきましょう。

DIYで屋根塗装はできる?

屋根塗装

年数が経つと経年劣化してくる屋根ですが、メンテナンスをしないと状況は悪化して雨漏りの原因になりやすい箇所です。

そんな屋根を塗装で塗膜で保護するメンテンナンスをするのですが、なかなかこれも費用がかかります。

そのため、屋根もDIYで行って、費用を節約したいと考える方も多いと思います。
ここでは、DIYで屋根の塗装ができるのか、その注意点とデメリットについて解説していきます。

屋根塗装は自分でできる?

結論から話すと、屋根の塗装を自分で行う事は可能でしょう。もちろん、ある程度の知識と材料や道具を揃えられることが条件です。

その屋根材に適した塗料を選び、3回塗っていくだけです。ただ、高圧洗浄機を用意するのが少し大変にはなってきます。

しっかりと、下地を整えて、ローラーで塗っていけばDIYでも問題なく行えるでしょう。

屋根塗装を自分で行う場合の注意点

自分で屋根塗装を行う際に、気を付けたいのが高所作業だという点です。

比較的緩やかな勾配であれば、一般の方でも大丈夫ですが、4寸以上は危険ですのでプロに依頼した方が良いでしょう。

もちろん、どのような勾配でも、基本的に仮設足場は設置した方が良いです。やりなれているプロが作業しても、屋根は怖いものです。

万が一、落下しても労災保険などは使えないので、大きな被害にあってしまうでしょう。

屋根塗装を自分で行う場合のデメリット

屋根の作業は、低姿勢の状態で作業を行います。また、勾配があるので足にどうしても力が入ります。

長時間作業をしていると、腰や足を傷める原因となり、体を壊してしまう人もいます。

作業の質もやりなれていないと、ムラができてしまったり、下地の調整が甘いと、せっかく塗装を行っても耐久性が下がってしまいます。

下地調整が甘いかどうかについては、一般の人では判断できないため、質が下がりやすいのが現状です。

DIYのメリットは?

注意点やデメリットについて解説しましたが、それに見合うメリットはただ費用が安く上がるというだけです。

正直屋根に関しては、塗装の勉強をする時間、危険な作業など、大変な思いをしますので、そこまでお得感は感じられないケースがほとんどです。

自分で作業するのが好きな人は別として、費用を抑えたいために自分で行う考えの人はやめといたほうが良いでしょう。

まとめ

屋根塗装は、DIYで作業することは可能です。

ですが、高所作業で危険であり、体を壊すこともあり、あまりおすすめはできません。

一度、施工業者を複数で比較してみて、自分の予算に合うかどうかを確認してから、DIYでやるかどうかを決めていっても良いでしょう。

太陽光発電設置による雨漏れリスクとは?

太陽光発電のための太陽光パネルを屋根に設置する際は、屋根に穴を開ける必要があります。
物理的な話をするなら、その穴が雨漏れの原因です。

それでは全国にある太陽パネルが設置された屋根で雨漏れ事案が起こっているのかというと、決してそんなことはありません。

雨漏りの原因

太陽光パネルを設置したことによる雨漏れの原因は、結局は設置工事の不手際などの人為的なミスです。

太陽光パネルを設置する際にきちんとした工事が行われていれば、雨漏れは起こりません。

雨漏りリスクがある業者の特徴は主に2つあります。

施工不良によるもの

屋根の構造というのは一般的に、垂木の上に野地板があり、その上から防水シートを張り、さらにその上から瓦やスレートなどの屋根材が被せるという具合です。

太陽光パネルを屋根に設置する際は、そのパネルをネジで野地板に固定する方法が用いられるのですが、この工程がきちんと行われていない場合、それが雨漏れにつながってしまうのです。

まず瓦屋根の場合は、パネルを設置する部分の瓦を外して作業を行い、パネルの設置が終われば、その部分の瓦をもとに戻すという工法がとられます。

しかしこの時に瓦とパネルの間に隙間ができてしまったりすると、それが雨漏れにつながってしまいます。

そしてスレート屋根の場合は瓦と違って取り外せないので、スレートを貫通する形で取付金具を野地板に固定します。

その際に金具の周辺に防水加工を施すのですが、これが不完全な場合もやはり、雨漏れの原因になってしまいます。

無理やり設置を行う

さらに、そもそも構造的に太陽光パネルの設置が不可能な屋根に、無理やり設置工事を行ってしまうという初歩的なミスもあります。

野地板がバラ板と呼ばれる隙間のある構造の場合、その隙間を避けてネジで固定する必要があります。

屋根材が瓦の場合はいったん瓦を外して野地板に正確に固定することが可能です。

ですが、屋根材がスレートの場合は取り外すことができないので野地板に正確に固定できる保証がないため、スレート屋根とバラ板の組み合わせだとほとんどの場合で太陽光パネルを設置することができないのです。

そのため、設置工事を外注で行っている場合などはこういった事態に気づかずにパネルを販売してしまい、そのまま設置工事に至ってしまうケースがあります。

太陽光パネルを設置する際は、このように稀に設置業者によって雨漏りするリスクがありますので注意が必要です。

雨漏りを防ぐ方法は?

確実に雨漏りを防ぐ方法としては、過去に実績があり保証がしっかりしている業者を選んで依頼していくことです。

そのほか、太陽光の設置と同時に屋根リフォームを行っていき、どちらもまとめて対応できる屋根施工業者さんに一緒に依頼していくと間違いないでしょう。

屋根の専門家なので、雨漏りしないようきっちり設置してくれると思います。

屋根からの雨漏りを放置すると生じる被害とは

屋根からの雨漏りを放置していると色々なデメリットが発生しますが、どのような被害が出てくるのでしょうか?

ここでは、ざまざまな被害についてご紹介していきます。

屋根からの雨漏りした場合の4つの被害

建物の腐食

まず挙げられるのが建物が被害を受けるという点でしょう。

雨漏りを放置しておくと当然のように雨水が住宅内に浸透してきますので、木材の湿度が高くなっていき腐食が始まっていきます。

家全体の耐久力が劣化していきますので、最悪のケースでは家屋の崩壊にも繋がる事が考えられます。

また地震や台風などの災害時に弱くなっている状態ですので、倒壊などの事故が起きやすくなるのがデメリットです。

もちろんここまでの状態にならなくても、雨漏りの放置は住宅の劣化に繋がり、建物としての価値が下がってしまうという点も注意でしょう。

シロアリ被害

そして湿気を含んだ木造住宅はシロアリの発生源として被害が発生するケースが多く、雨水で耐久力が弱っている上にさらにシロアリの餌食となる可能性が高くなるのです。

シロアリはどんどん木造住宅を食べてしまいますので、被害が大きくなる事に注意が必要です。

カビの発生

また雨漏りによる湿気は住宅内にカビが発生してしまい、アレルギー性の症状を引き起こしてしまいますし、快適に暮らせる環境を維持できなくなるのです。

このカビの被害は健康面などに悪影響を与えるだけではなく、家具などの劣化にも繋がってしまいます。

木材の劣化だけではなく内部の鉄骨がサビたりしますので、資産価値が下がるのがデメリットの1つです。

こういった雨漏りは一度見つけたらすぐに対処する事が大事で、たまにしか発生しないからといって放置するのは良くありません。

天井のシミ

そして天井にシミを見つけたような場合も要注意で、雨漏りが発生しているサインとも言えますで最善策を見つける必要があります。

放置すると、天井がカビてきますので、早めの対処がおススメです。

最後に

屋根からの雨漏りでこのようなさまざまな被害が発生します。

放置してしまうと被害は悪化する一方なので、早めに屋根修理を行っていくことが大事です。

また、雨漏りの施工は専門的な技術を持っている会社に依頼する事が大事ですので、信頼のできる所にお任せするのがおすすめです。

屋根修理業者を選ぶ際は、何社か比較していくと良い業者も見つけやすいのでおすすめです。

屋根塗装と毛細管現象の関係とは

毛細管現象とは?

毛細管現象とは、人間の毛細血管のように細い隙間に雨水のような液体が入り込んで、吸い込まれるように隙間を通って広範囲に広がって行く現象の事です。

屋根は外壁の内側部分は、木材で組み立てられている構造が殆どで、いくら隙間を作らないように精巧に建築されたとしても木材は乾燥して縮むため隙間が出来てしまいます。

この隙間に毛細管現象が起きて、雨水などが浸み込んで行くと屋根全体に広がって行きます。

そして雨風を防ぐために作られた屋根であっても、少しずつ雨水が毛細管現象によって浸透して広がるのを繰り返しているうちに、弱い箇所から家の中に雨漏りを起こしてしまいます。

このような屋根の毛細管現象を防ぐ方法に屋根塗装があり、きちんと施工して隙間を無くせば雨漏りを未然に防げます。

屋根塗装の目的

屋根塗装の目的は、雨水が毛細管現象で内部に染み込む経路を完全に分厚い塗料で塞ぐ事です。

強固で分厚い屋根塗装を行なえば、経年で屋根塗装が剥がれるまでは毛細管現象を完全に防ぐ事が出来ます。

屋根の材質によっても、毛細管現象の起きやすい物と全く起きない物があります。

セメント瓦、コンクリート瓦

セメント瓦やコンクリート瓦は、それを葺く過程で乾燥する時に細かい隙間が出来てしまいます。

そのため屋根塗装をしなければ、雨漏りが起きやすいです。

セメントなどで出来た化粧スレートや天然の岩石を削ってつくった天然スレートも、作る過程で隙間が出来やすいので塗装する必要があります。

トタン屋根

鉄でできたトタン屋根の場合は、素材的に毛細管現象は起きませんが、錆びて剥がれやすくなって水漏れが起きるのでさび止めのために塗装を行います。

粘土瓦、アスファルトシングル

粘土で出来た粘土瓦やアスファルトシングルなどの屋根材を使った場合には、元々隙間が出来にくい材質なので屋根塗装をする必要はないです。

最後に

屋根の材質によっても屋根塗装は変わって来るので、その材質に適した塗装方法を選ぶ必要があります。

その屋根の材質に合った適切な塗装方法で、適切な時期に定期的に塗装を行なえば雨漏りを完全に防ぐ事が可能です。

屋根の葺替え、修理を依頼する際の3つのポイント

屋根は家全体を守るものであり、できるだけ痛む前にメンテナンスを行うことが大切です。

修理や葺替えのタイミングを逃してしまうと、雨漏りやカビ、白アリの被害など大きなダメージを受けてしまうので、できるだけ早くに業者に見てもらうことが必要になります。

屋根リフォームや修理はどこに頼めば良い?

屋根のリフォームにおいては扱っている業種が複数あり、リフォームを専門としている会社や工務店、塗装会社や瓦屋根葺替えの専門業者、板金会社や防水業者となっています。

リフォーム専門の会社においてはリフォーム全体を請け負っているので屋根に関して詳しくないことがあり、塗装会社では屋根の塗装が専門でありほかのことはできないことがあります。

板金会社では屋根の修理や補修、雨どいの修復は得意としていますが、塗装ができないことが多いです。

瓦屋と言われる葺替え専門会社においても塗装は専門外となることがあります。

このようなことから業者選びに時間がかかることが大変多く、約1週間から1か月ほどは時間を要してしまいます。

ですがしっかりと業者を選ばないと、その後の屋根の状態にもかかわってくるため、できるだけ慎重にならなくてはなりません。

業者に依頼する際の注意点

業者を数社選んだら見積もりを依頼し、自分が大丈夫だと思った業者に修理をしてもらいますが、依頼する際には3つのポイントがあります。

まずは1年中葺替えなどの修理ができるわけではなく、雨や雪が降りにくい季節に依頼をすることが大切です。

さらに年末は混みあうことが多く、雨期に入る前は予約できないことがあるため12月から5月、もしくは8月から11月には終えている必要があります。

この他どのような部分に不具合が生じているのかをあらかじめ把握しておくこと、どのような屋根に葺替えてもらうのかを伝えることがあげられます。

施工事例が多く実績が見えている会社やしっかりと見積もりに対して返答をしてくれる会社は信頼度が高く工事も丁寧に行っているため、価格ばかりに気を取られないようにすることも大切です。

屋根塗装の相場を知ろう

屋根塗装の費用相場

屋根を塗装を頼んだ場合の費用は、40万円から60万円が相場となっています。

ほとんどの場合で60万円を見ておけば、それを超えることはあまりないようです。

屋根の塗装費用の内訳は、仮設足場・高圧洗浄・養生・下地調整・タスペーサー・下塗り・中塗り・上塗りに分けられます。

屋根塗装の工事内容

仮設足場

まず仮説足場ですが、これは塗装時に職人さんが使うための足場の組み立てを意味します。

ここをきちんとしておかないと安全に作業できませんから、とても大事な工程です。

高圧洗浄

また、高圧洗浄により藻やコケの発生や粉塵の蓄積の汚れを落とし、新築時の状態に近く戻します。

養生

養生をして、割れやヒビなどの部分に差し替えやコーキングを行い下地を調整します。

タスペーサー

タスペーサーというのは、もともとは職人さんが縁切りといった手作業により塗料のつまりをとる作業をしていましたが、この作業に非常に時間がかかるのを解決するために作られたものであり、屋根塗装の時間も費用も短縮できるため、現在ではタスペーサーを使われることがほとんどです。

塗装作業

そして、下塗り、中塗り、上塗りの作業を行うことで屋根の塗装が完了します。

塗料による価格の違い

屋根の種類にもいくつかありますので、ここでは一番オーソドックスなスレート瓦の費用について述べます。

スレート瓦は、天然のものと人口のものがありますが、どちらも塗装直しは必要です。

屋根塗装は当然屋根のサイズによって価格が変わってきますが、さらに塗料の種類によっても価格が変わってきます。

アクリル・ウレタン・シリコン・フッ素から選べて、価格はフッ素が一番高級で、シリコン・ウレタン・アクリルと続きます。

一番安いアクリルで、だいたい25万から、一番高級なフッ素では45万ぐらいからとみておけば良いです。

いづれにしても、屋根の塗装は美観だけではなく、家を保護する意味で非常に重要なリフォームになります。

普段目にすることのすくない屋根ですから、気づいたときにはボロボロに、ということも少なくありません。10年ごとぐらいに、見直しを検討してみてはいかがでしょうか。

瓦とスレート屋根の違いについて

全国各地に建てられている住宅には、それぞれ異なる屋根材を使用していることは確認できます。

地域性や気候条件により違いはありますが。

屋根に使われる材料にはスレートが主流です。

瓦とスレート屋根の特徴

東北より南側、西側に位置している地域では瓦屋根を採用している住宅は多い傾向にありますが、近年の新しい住宅ではスレート屋根を用いていることも目立つようになりました。

各材料の劣化の度合いで考えた場合、瓦屋根は圧倒的に耐久性に優れていて、50年から100年もの期間の耐用性があるとされており、実質的に半永久的に使えることが特徴的です。

一方でスレート屋根の場合は15年から20年の対候性ともされているように、劣化度で考えた際には瓦屋根が圧倒的に有利と判断することができます。

ところが、近年の住宅時用においては、洋風建築の住宅が増えていることに平行して、見栄えの良いスレート屋根を使う住宅が増えていることも実情です。

国内では大地震が発生することが目立つようになり、台風被害など他の自然現象でも住宅を破損させてしまう可能性は十分にあります。

自然災害を基準とした劣化度合いでは、瓦屋根は吹き飛んでしまうリスクが高く、スレート屋根の方が安定することも目立ちます。

瓦とスレート屋根のメンテナンス周期

瓦屋根は焼き物で作られているので素材自体は非常に頑丈でメンテナンスも20年から30年の間隔でも十分です。

スレート屋根は7年から8年程度の間隔でメンテナンスを行うことが必要とされ、どちらも塗り替えをメインにしています。

塗り替えの料金はスレート屋根の方が安く済ませられますが、瓦屋根は塗り替えタイミングが非常に長いこともあり、メンテナンスで考えた際にも違いが出ています。

昨今は地震対策を十分に施すことが広まっており、焼き物を利用する方法とスレートを利用する方法で考えた際には、後者の方が圧倒的に軽量化を施すことができ、住宅に余計な重量的な負担を掛けずに済ませられます。

他にもトタン屋根やガルバリウム鋼板を使った屋根材もあり、瓦屋根よりもメンテナンス期間は狭まりますが災害を考慮すると安心安全と判断することができます。

屋根塗装の基礎知識について

建物の屋根には日光の照射や雨雪に耐えられるように、耐久性の高い素材が使用されています。

ただそのような外的要因から完全に保護できるわけではなく、時間の経過によって劣化していくものです。

屋根塗装の役割

屋根塗装は、屋根に薄い膜を張ることで屋根素材の劣化を抑えたり、隙間を埋めて雨漏りを予防するなどの働きが期待できます。

中にはカビなどの菌の働きを防止できる性能を持ったタイプもあります。

そんな屋根塗装は施工をする前にあらかじめ耐用年数が決まっているため、寿命が来ると改めて施工をやり直す必要があります。

屋根は直射日光が当たる時間が非常に長いので、仕方のない部分です。

もし寿命を大きく超えてもそのままの状態で放置しておくと、様々な機能が発揮できない可能性が高いです。

屋根塗装に建物の状態維持を期待しているのであれば、耐用年数はしっかり守った方が良いです。

屋根塗装に使用する塗料にはいくつかの種類があり、それぞれ耐用年数と価格に大きな違いがあります。

屋根塗料の種類

定番と言えるの塗料のグレードはシリコン素材で、耐久性と価格の安さを兼ね備えています。

大体10年前後状態を維持することができ、製品単位で防カビや遮熱などの機能を付け足すなど細かなニーズにも合わせやすいです。

そんなシリコンよりも耐久性が高いのがフッ素で、主に商業施設など大型の建物に使用されます。

価格が高くなりますが、一般的な住宅への施工も不可能ではありません。

逆に価格の安い素材としてはアクリルがありますが、当然耐久性が低くなるので選ばれることは少ないです。

したがって無難に屋根塗装をするのであれば、シリコンを中心に考えましょう。

そして屋根塗装をする際には、塗料だけでなく作業をする技術者選びにも注意する必要があります。

塗布する量が薄すぎると長期間の性能が発揮できなくなり、逆に厚すぎると塗料自体がひび割れて劣化を早めることになります。

したがって確かな実績を持っていたり、周囲の評判が良いところに任せた方が良いでしょう。

瓦屋根が雨漏りする要因とは

瓦屋根が雨漏りしたとなった場合には、瓦がずれてしまったり割れたりしたのではないかと思う人が多いかもしれません。

確かに瓦がずれたり割れることによって雨漏りが生じる可能性も考えられますが、そのほかにも様々な原因が考えられます。

防水シートや下地が腐食している

瓦がずれたり割れると、その下にある防水構造が浸食されることになり、雨漏りが生じます。

この場合には、瓦を元に戻せばよいというわけではなく、その下の侵食した部分の補修が必要です。

ずれたり割れている状態が長年放置されてしまうと、屋根全体が浸食されることにもなるでしょう。

このような場合には、瓦をすべて取り除いたうえで、すべて交換しなければならないケースも見られます。

土の減少

そして土の減少によって雨水が入り込んでしまうことも原因の一つとされています。

特に昔ながらの土葺き工法の場合には、瓦の下には多くの土が敷かれている状態です。

これが雨水が侵入するのをせき止めているのですが、もちろんこれはただの土であるため、長年の雨や風に耐えられるわけではありません。

少しずつ土が流出して痩せていくことにつながります。

定期的にメンテナンスを行えばよいものの、建ててからほとんど何もメンテナンスをしていないケースも多く、土不足になりいつ雨漏りしてもおかしくない状態になっているケースも多いものです。

築年数が経過しメンテナンスがなされていない場合には、一度すべての瓦を取り外して、土まですべて取り除かなければなりません。

補修を行った上でもう一度瓦をのせることによって、完ぺきに雨の侵入を防ぐことができるでしょう。

漆喰の剥がれ

そして漆喰のはがれが挙げられます。

瓦屋根の棟と瓦の隙間には漆喰が詰め込まれています。

これにより雨水の浸入を防いでいるのですが、漆喰が雨や風などによって割れてしまったりはがれた場合には、雨水は漆喰の下にある土の中に侵入し、あっという間に土が流れ出てしまいます。

この場合には劣化した漆喰を取り除き、新しい漆喰を詰め直す必要が出てくるでしょう。

瓦屋根から雨漏りが発生したら

瓦屋根から雨漏りが発生したら早急に対応することが必要です。

放置してしまうと、被害はどんどん広がってしまいます。

緊急対応を行っている施工業者に連絡を行って対応を行ってもらうと良いでしょう。

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